杉文

大河ドラマ花燃ゆ」で、
主人公に抜擢された文という女性ですが、
どんな人物だったのか?
新島八重のように鉄砲振り回すような、
勇ましい女性ではなかったようです。
ちょっと調べてみました。

長州藩士杉百合之助の四女に生まれ、
兄には吉田寅次郎(松蔭)がいますが、
寅次郎は脱藩、密航等の罪で幽閉となり、
松下村塾を開いて志士達を教育します。
その際に塾生達の世話をしたのが、
松陰の妹の文であったという。
寅次郎は塾生で最も優れた久坂玄瑞を、
文と結婚させて家族にします。
久坂は肉親と死別していて天涯孤独であり、
杉家で暮らすようになりましたが、
志士である久坂は留守が多く、
一緒に過ごした期間は短かったという。
しかし久坂が文に送った手紙が残され、
涙袖帖」として読む事が出来ます。
久坂の死後は毛利元徳の夫人銀姫に仕え、
嫡子毛利元昭の守役となりました。
後に亡き姉の夫楫取素彦と再婚。
その際に楫取は久坂の手紙を整理し、
「涙袖帖」として纏めています。
楫取が皇女貞宮の養育主任に任じられると、
同じく貞宮に御付として仕えており、
晩年は楫取と共に防府市で過ごしました。

う~ん。波乱万丈ではあるけど、
八重よりは弱いかな?

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 文の夫久坂玄瑞の略歴。
萩市 吉田松陰墓所
 文の実家杉家の墓所。

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