長崎県東彼杵郡 平五郎どん霊所

彼杵宿跡を訪問した際、
道の駅 彼杵の荘の駐車場を利用。
ついでに昼食とお土産も買いました。


道の駅 彼杵の荘」。
東そのぎICを降りてすぐの場所にある道の駅。
ETC2.0があれば一時退出/進入もできます。
訪問時は工事中のようで、
新しい建物が建てられている途中でした。
昼食はくじらの炊込みご飯だご汁セット
彼杵は江戸期にが水揚げされていたという。

この道の駅の裏手には歴史民俗資料館があり、
その敷地内に明治期の民家や古墳等、
歴史的な遺跡が整備されています。

旧岳中家住宅」。
彼杵山間の農村にあった明治期の富農住宅を、
平成4年に東彼杵町が譲り受け、
町営歴史公園の中へ移築したもの。
茅葺きの家屋が良好に移築保存されています。


ひさご塚古墳」。
県の代表的前方後円墳で県内最大級とのこと。
綺麗に整備されているようですが、
登ったりするのはNGのようです。


無縁仏霊園」。
周辺の無縁仏の墓石を集めた霊園。
江戸期のものが多いようです。
ここに兵五郎どんの墓があります。


兵五郎どん霊所」。
兵五郎どんという人物が修行の全国行脚の末、
彼杵にたどり着きますが、
足、腰が痛んで行脚が出来なくなり、
そのまま彼杵に住まうようになったという。
兵五郎どんは彼杵の子供から大人まで、
自分が修行で学んだ事や経験等を語り、
彼杵の皆に慕われていました。
この兵五郎どんは晩年も足腰の痛みに悩まされ、
自分が足腰の痛みを治す神様になる
と言い残して亡くなります。
兵五郎どんは濃いお茶が大層好きだった為、
足腰の痛い人は濃いお茶をお供えすると、
痛みが治るとされています。

八百万の神とは云いますが、
兵五郎どんは実在の人物が神となる人神様で、
全国の地方地方にこのような神様は多く、
現在においても神はどんどん増えています。
日本はまさに神の国といったところでしょう。

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