屋島の合戦で敗れた平家は西へ敗走し、
彦島を最後の拠点にしますが、
現在の立石稲荷大明神がある辺りで、
平家の軍船が沈没してしまいました。
この軍船には京都の伏見稲荷大社から、
平家が勧請したご神体が乗っていたとされ、
この地に祠を建立して祀ったという。
「立石稲荷大明神」。
国道9号線沿いの関門橋の袂あたり。
何度も通り過ぎた道でしたが、
一度も訪れた事はありませんでした。
ちなみにこの信号のある歩道は神社専用で、
押しボタンを押すとすぐに青になります。
「本殿」。
2つの本殿が並んでいますが、
立石大神と金光大神のようです。
2つの神様の違いはよくわかりません。
「平氏千人塚(中央)」、
「平家無縁之供養塔(左)」。
下段にある供養塔。
壇ノ浦で敗れた平家の霊を鎮魂しています。
未確認ですがこの神社にも、
幕末に砲台が設置されていたようで、
中段には大砲が置ける広さはありました。
「中段」。
確かに砲台設置には良い位置。
左右で2門は置けると思います。
砲台の話は未確認ですので、
もうちょっと調べてから追記するかもです。
■関連記事■
・京都府京都市 伏見稲荷大社
稲荷神社の総本社。
・下関市赤間町 末廣稲荷神社
赤間関宿にある稲荷神社。
・山口県長門市 元乃隅稲成神社
断崖の鳥居が絶景。
・島根県鹿足郡 太皷谷稲成神社
津和野のお稲成さん。