柳河藩初代藩主立花宗茂の実父高橋紹運は、
岩屋城の戦いにおいて僅か763名の兵力で、
2~5万の島津勢を相手に奮戦し、
半月もの間足止めさせています。
紹運以下の将兵は全員討死しますが、
島津勢の攻勢は鈍化してしまい、
島津家の九州制覇の野望は崩れ去りました。
「天叟寺」。
3代藩主立花忠茂により、
紹運や岩屋城戦没者の菩提を弔う為。
寛永年間(1624-1645)に建立されたという。
岩屋城落城の7月27日には、
毎年法要が行われているようです。
「高橋紹運墓」。
本堂裏手にある紹運の供養塔。
紹運の遺骸の首は斬られて首実験の後、
筑紫野市の二日市下に埋葬され、
胴体は岩屋城の二ノ丸跡に埋葬されており、
それぞれ首塚、胴塚が建てられました。
福岡県大宰府市 高橋紹運墓所
紹運の供養塔は他に大牟田市にあり、
三池藩立花家の祖として供養されています。
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・福岡県大牟田市 三池藩立花家墓所①
家祖紹運の供養塔が建てられています。
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紹運の活躍は藩の誇りであった模様。
・福岡県大牟田市 三池陣屋跡
三池藩立花家の陣屋跡。