東山墓地にある岡山藩家老土倉家の墓所。


「土倉家墓所」。
公営墓地内ながら非常に荒れています。
ある程度は草生していても、
なんとか入り込もうとはするのですが、
草ではなく既に木々が生えており、
足を踏み入れる隙間もありません。
長い期間手入れがされていないようで、
蛇でも出て来そうな状態。
もしかすると冬なら少しマシかもですが、
墓参は諦めるしかありませんでした。

土倉家家祖土倉貞利は真言宗の僧でしたが、
還俗後して織田家に仕えており、
桶狭間の戦い後に池田恒興の家臣となります。
初代土倉勝看は池田利隆や池田光政に仕え、
備前国市場1万石を与えられており、
代々家老家として存続。
勝看以降は2代土倉一成、3代土倉一長、
4代土倉一涂、5代土倉一貞、6代土倉一信、
7代土倉一之、8代土倉一静、9代土倉一昌、
10代土倉一善、11代土倉一享(正彦)と続き、
明治維新を迎えています。

幕末の当主11代土倉一享は戊辰戦争の際、
仁和寺宮嘉彰親王の軍監を務め、
各地を転戦して戦功を挙げています。

ここには9代土倉一昌、11代一享、
12代土倉光三郎等の墓があるらしい。
確かめる事は出来ませんが・・・。

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