幕末はお姫様や貴族以外の女性が活躍し、
歴史に登場したはじまりです。
確かに魅力的な女性たちが存在しました。
去年の大河ドラマの主役新島八重とか、
幾松やお龍、中野竹子や楠本イネなど、
時代に翻弄されながらも、
強く生きた女性たちが沢山いますし、
天璋院篤姫や和宮らお姫様も頑張ってます。
そんな感じで需要に答えるために、
幕末の女性を探してたら、
新選組に女隊士がいたとか??
ホントかな?と調べると、
新選組に女隊士はいませんでしたが、
ですが新選組の前身浪士組に、
どうも中沢琴という女性がいたようです。
薙刀と鎖鎌の達人で、身長170cm。
170cmといえば当時はかなり大きな女性。
浪士達は上から見られていたことでしょう。
彼女は清河八郎と共に江戸に帰っており、
壬生浪士組には参加していません。
とはいえ江戸で新徴組に参加し、
江戸が新政府によって占領された後は、
新徴組を預かっていた庄内藩へ赴き、
庄内戦争も戦っています。
戦後は郷土に帰ったそうですが、
縁談は自分を負かしたら嫁に行くと言って
求婚相手と試合をしていたそうですが、
結局負かされずに生涯独身でした。
残念ながらあまり資料がないのですが、
興味を引く女性ですよね。
さてこの琴が身を寄せた庄内藩ですが、
戊辰戦争では蝦夷を除いた東北諸藩の中で、
最後まで新政府軍と戦っています。
会津ばかりがクローズアップされてますが、
庄内藩ももうちょっと知られても、
良いかと思います。
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