テロについて・・・

新疆ウイグル自治区のウルムチで、
4/30に自爆テロがありましたね。
3人が死亡、79人が重軽傷とのこと。
新疆ウイグル自治区は中国政府に弾圧され、
政治的諸問題も多く、混乱した地域です。
弾圧される人達には同情を禁じえません

けれど無差別テロ最低の行為です。
罪の無い人を巻き込んで、
何の意味があるのでしょうか??
習近平国家主席が初視察で訪れていたらしく、
その訪問に合わせたテロだったらしい。

・・・意味不明。
敢えて言わせて貰うとなぜ習近平を狙わずに、
罪の無い人々を殺そうとするのか?
わざわざ近くに習近平現れているのに・・・。
※注:習近平氏を殺せと言ってるわけではなく、
   無差別テロを非難しているだけです。

最近の無差別テロにはほんと吐き気がしますね。
こんな意味の無いテロを何故やるのか?
近くにいる筈の当事者を攻撃せずに、
まったく関係の無い人間に矛先が向くのか?
ガードが固くて当事者を攻撃できないから、
そこら辺の人々を標的にする??
話にならないし、
何度やってもいい結果出たことないだろうに。

さてテロといえば幕末もテロだらけ。
一番有名なのは「桜田門外の変」でしょう。
安政の大獄を起こした大老井伊直弼を、
水戸脱藩浪士らが暗殺しました。
周到な準備と紆余曲折を経て、
見事に仇敵井伊直弼を討ち取ります。
実行犯らは、討死・捕縛・自刃で、
殆ど全てが死んでしまいましたが、
安政の大獄の弾圧は収束。
幕府の権威も大きく失墜してしまい。
世界的に見ても珍しいテロの成功例でしょう。

テロを肯定するわけではありませんが、
するなら張本人を狙わないと意味がない。
攘夷派浪士が京都で天誅と証し、
幾多の暗殺事件を起こしても、
結局は京都の治安を強化する為に、
京都守護職新選組京都見廻組等が組織され、
自らの首を絞める結果になりました。

オウム真理教サリン事件を起こしても、
警察が本気になって調査し、
オウムは自らの首を絞める結果になりました。

アルカイーダが同時多発テロを起こしても、
アメリカはビン・ラディンを付け狙い、
最終的には殺害されてしまい、
自らの首を絞める結果になりました。

幕末において無数のテロ事件がありましたが、
上記の桜田門外の変以外に、
大勢に影響はまったくありませんでした。

テロは無駄と言っても過言ではないでしょうし、
悪い結果しか生まないと言えるでしょうね。

歴史がそれを証明しています。

それでもテロをするのであれば、
唯一の成功例といえる「桜田門外の変」に、
学ぶべきかも知れませんね(失言)。

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