長崎県平戸市 雄香寺/平戸藩松浦家墓所

雄香寺は、平戸藩主松浦家の菩提寺で、
境内に5代藩主松浦棟以降の墓があります。


平戸市街北部周辺(雄香寺の場所)


開山堂」。
朱色が美しい別名「赤堂」と呼ばれる建物。
堂内には5代藩主松浦棟の墓があります。


松浦家墓所」。
開山堂の裏手が松浦家の墓所。
藩主の墓は標識がある事が多いのですが、
※「○代藩主○○公の墓」など。
ここには無いので誰がどの墓かわからない。
戒名から探していくほかありません。


諦乗院殿得脱祥瑞大居士」。
11代藩主松浦曜の墓。
藩政改革を推進した開明的な藩主でしたが、
安政5年に47歳で死去しています。
次代松浦詮の墓所は東京の染井霊園


松浦詮妻浩子之墓」。
12代藩主松浦詮の正室浩子の墓。
支藩平戸新田藩8代藩主松浦晧の娘で、
明治4年に死去しました。
夫の墓は東京に墓がありますので、
彼女単体の墓石が建てられています。

松浦家は鎌倉時代より平戸に本拠を置き、
600年以上も平戸を支配してきた名門。
藩主は当時珍しい一字名が多く、
これは祖先嵯峨源氏にあやかったもの。

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