小湊宿は奥州街道の107番目の宿場町。
平内地方は黒石藩領で小湊はその中心で、
代官所が置かれて武家屋敷が並び、
御家中という小さな城下町となりました。


東津軽郡平内町小湊周辺。
緑の線が奥州街道で、
青でぼかした辺りが宿場だった場所。


「大橋」。
小湊川に架かる大橋を渡ると小湊宿。


「小湊宿跡」。
かつては栄えていたようですが、
現在はシャッター商店街となっている様子。
先に行くと上り坂となっています。
宿場時代の遺構は皆無。


突き当りはT字路となっており、
ここが小湊宿の中心地でした。
※たぶん札の辻だったと思います。
街道筋は左側に折れていますが、
右側に曲がると御家中に至ります。


「ご家中のマツ」。
代官所時代の樹齢400年のクロマツ。
この他に樹齢500年のケヤキもありました。
※浄尊寺の境内。


「平内代官所跡」。
平内町勤労青少年ホーム辺りが代官所跡。
遺構としては土塁が残っています。
元々は蝦夷の館があったとされており、
その跡地に建てられて模様。
この周辺は御家中と呼ばれたようで、
黒石藩の在郷藩士の屋敷が並んでいました。


御家中よりT字路に戻って南側へ。
宿場は真っすぐ国道4号線を越えて続き、
飢饉供養塔のある辺りが宿場はずれ。
途中の役場には明治天皇行在所跡碑があり、
豪商であった竹内与右衛門宅跡とのこと。
※写真を撮り忘れました。

■奥州街道の宿場町

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