古河藩7代藩主土井利與(利与)の墓。
「宝台院殿仁誉昌徳利譽大居士(右)」、
「妙台院殿芳蕭慧薫大姉(左)」。
14代当主(7代藩主)土井利與(利与)の墓と、
正室の青山忠良娘千賀子の墓。
※土井宗家は古河藩に二度転封しており、
初代土井利勝より5代まで古河藩で、
その後に5代が唐津藩に転封。
8代土井利里が再び古河藩に転封され、
以後は廃藩まで古河藩主でしたが、
6~7代は古河藩主ではありません。
6代藩主土井利則の長男として生まれ、
慶応3年に父の隠居により家督を相続。
鳥羽伏見の戦いの後に新政府に恭順し、
軍資金を献上しました。
明治17年に土井家は子爵となり、
明治21年には主猟官を務め、
昭和4年に死去。
隣の正室千賀子の墓の他にも、
継室や長男土居利孝の墓もありました。
墓所は谷中霊園内の天王寺墓地。
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