鹿児島県薩摩川内市　平佐北郷家墓所②

①/②
つづき。

「後期当主墓所」。
上段にある後期当主の墓は、
墓祠はなく五倫塔型の墓石。
かなりの数の墓石が建ち並んでいます。

「瑞岩院殿喚應了宗大居士」。
8代当主北郷久伝の墓。
7代北郷久達の長男。

「梁泰院殿松治道長大居士」。
9代当主北郷久陣の墓。
7代久達の次男。

「清高院殿松翁勁節庵主」。
10代当主北郷久珉の墓。
9代久陣の子。

「西來院殿廓性了無大居士」。
11代当主北郷久敬の墓。
10代久珉の子。

「景之院殿昌山良雄大居士」。
12代当主北郷久新の墓。
10代久珉の長男本郷久昭の長男。

「永壽院殿昌山前久大居士」。
13代当主北郷久信の墓。
12代久新の子。
文武を奨励し郷校広才館や講武館を創設。
砲術に長けた人物だったようで、
禁門の変にも参加しています。
戊辰戦争では軍艦乾行丸の艦長となり、
日本海の海上や海岸を鎮撫しました。
明治20年、死去。

「安養院釋蓮乘居士」。
14代当主北郷信麿の墓。
3代久信の子で明治9年生まれ。
大正7年、死去。

平佐本郷家の墓所は非常に圧巻で、
その規模は10万石の大名レベルです。
墓所前の広場も解放感があって良い。
惜しむらくは駐車場が無いところか・・。

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