新田神社は薩摩国一宮。
境内に瓊瓊杵尊の御陵があります。
「ニノ鳥居」。
一ノ鳥居は川内川沿いにあり、
1.5㎞の真っ直ぐな参道が伸びていますが、
流石にそこからは辛いので、
神亀山の麓にある二ノ鳥居から参拝。
鳥居をくぐると降来橋。
「参道石段」。
左に西門守神社(櫛磐間戸命)、
右に東門守神社(豊磐間戸神)が鎮座。
双方とも殿門守護の神です。
石段は300段以上あるとのこと。
「早風神社(左)」、
「中央神社(中央)」、
「高良神社(右)」。
参道石段中腹にある末社。
級長津彦神、級長津姫神を祀る早風神社、
大山祇命を祀る中央神社、
天鈿女命を祀る高良神社。
「参道石段」。
更に石段は続きます。
「拝殿」。
石段を登り終えると拝殿が現れます。
現在の本殿は幕末期の再建とされ、
舞殿、拝殿、勅使殿は天明4年(1784)造替。
加世田から川内に到来された邇邇杵尊は、
この地に高城千台の宮を築いて居住し、
死去した際はこの地に埋葬されたという。
川内の地名の由来は千台であるとされ、
邇邇杵尊を祀ったのがこの新田神社。
新田の名は邇邇杵尊が川内川から水を引き、
新しく田を作ったとされる事に由来します。
現在の祭神は、
邇邇杵尊(ニニギノミコト)、
天照皇大御神(アマテラスオオミカミ)、
天忍穂耳尊(アメノオシホミミ)。
「可愛山陵」。
社殿の裏手にある可愛山陵。
明治7年に宮内省により治定され、
邇邇杵尊の御陵であるとされています。
高屋山上陵、吾平山上陵と共に、
神代三山陵の一つとされており、
現在まで皇族参拝は9回行われました。
天皇の系譜は天照大神から、
天忍穂耳尊、瓊瓊杵尊、彦火火出見尊、
鸕鷀草葺不合尊と続き、
初代天皇である神武天皇に至ります。
神話だとか信憑性とかナンセンス!
太古のロマンに浸りましょう。
■関連記事■
・下関市阿弥陀寺町 赤間神宮
同じく境内に御陵があります。
・京都府京都市 泉涌寺
月輪陵等の御陵。
・京都府京都市 伏見桃山陵
明治天皇の御陵。