山口県周南市 二所山田神社

二所山田神社二所大明神と、
山田神社が明治40年に合祀された神社。
お正月といえば[神社でおみくじ]ですが、
全国のおみくじの約70%が、
この神社が創設した女子道社が製造し、
全国の神社に販売しているという。

そんな場所が山口県にあるならば、
是非とも家族で行ってみようと、
おみくじを引く為に参拝しました。


参道」。
訪問は1月4日で参拝客は殆どいません。
もっと観光地化されていると思ったら、
意外と厳かな雰囲気です。


二所山田神社」。
主祭神は山田神社の天照大御神豊受大御神
二所大明神の大国主神八千矛神の四神。
毛利家の祈祷所となっていたようで、
[一文字に三つ星]の家紋が掲げられています。
参拝した際に偶然にも宮司さんがいて、
[ようこそおいでくださいました]と、
お祓いをして頂きました。


菅原神社」。
併祀されている菅原神社
宝永6年(1709)に大島郡内入船の天満宮が、
火災によって焼失した際に、
祈願の為に鹿野の地に引社されたものが、
明治45年に現在地に移転されています。

さて肝心のおみくじですが、
沢山の種類が売っているのかと思いきや、
通常の神社と同等かそれより少ないレベル。
みよちゃんもそう思っていたので、
なんだかガッカリな様子でしたが、
いざおみくじを引いてみるとなんと[大吉]!
一気にテンションは爆上がりです(笑)。

参道を戻って一の鳥居前へ。

女子道」碑。
明治期の宮司宮本重胤と妻宮本藤子は、
男尊女卑の世の中を憂いており、
その因習を打破し女性を自立させる為、
全国組織[大日本敬神婦人会]を設立。
明治39年に機関誌[女子道]を発刊しました。
その資金源がおみくじの製造だったとのこと。


女子道社」。
全国のおみくじ約70%を製造する女子道社。
そもそも一部の神社でしか、
おみくじは販売していなかったようで、
女子道社のおかげで全国に普及しました。
占い事が好きな女子だからこそ、
全国に普及させる事が出来たのでしょう。
おみくじの自販機も同社の考案とのこと。

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