倭文神社は伯耆国一宮。
創建年代は不明ながら倭文氏が創建し、
建葉槌命(天羽槌雄神)を祀ったとされ、
下照姫命を配神として祀りました。
いつの頃が建葉槌命は忘れ去られ、
下照姫命が主祭神とされるようになり、
大正4年までこれが続いています。
その年に境内にある経塚の発掘調査で、
多くの出土品が掘り起こされ、
倭文神社が伯耆国一宮であったこと、
主祭神が建葉槌命だった事が判明。
更に貴重な品々も沢山出土して、
これらは一括して国宝に指名されています。
「鳥居」。
参拝者用駐車場に車を停めて参拝。
山の上にある神社ではありますが、
車を停めた先からも道は緩やか。
安産に御利益のある神社ですので、
妊婦の参拝者に配慮がされています。
「随神門」。
明治5年に建立された随神門。
細かな意匠が施されています。
「拝殿」。
本堂及び拝殿は文化15年(1818)の再建。
上記したように主祭神は建葉槌命。
周辺は倭文織の産地だったようで、
織物の女神が祀られましたが、
織物の衰退と共に忘られてしまいます。
そして安産の女神下照姫命が主祭神とされ、
安産の御利益のある神社となりました。
後に建葉槌命が主祭神だった事が判明し、
建葉槌命が主祭神に復されていますが、
安産の御利益はそのままのようです。
もちろん双方共に女性の神様ですし、
下照姫命も配神であるのは変わらないので、
御利益も変わらないでしょう。
※ちなみにその他配神として、
下照姫命の夫天稚彦命、兄神の事代主命、
建御名方命、味耜高彦根命、
父大国主命の義兄弟少彦名命が祀られます。
参拝を終えて駐車場へ。
帰る前に参道にある岩を拝見。
「夫婦岩」。
ここで夫婦の契りを交わせば、
夫婦和合に至るとのこと。
えっと意味は誓い合う方ですよね?
「安産岩」。
昔、難産に苦しむ夫人が願をかけると、
満願の日に下照姫命が現れたという。
その帰りにこの岩の前で簡単に出産した為、
以来この岩は安産石と呼ばれたとのこと。
それはそれで大変そうではありますね。
●著名な神社、神宮
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