唐津市浜玉町浜崎にある諏訪神社は、
延暦3年(784)創建と伝えられる古い神社。
百済から誓来という鷹使いが、
大和朝廷に鷹を献上するため渡来し、
これを受けて大矢田連の娘諏訪姫が、
鷹を受け取るために遣わされます。
姫は誓来より鷹狩を学ぶこととなり、
やがて2人は恋愛関係となりますが、
祖国の命で誓来は帰国する事となりました。
その送迎の宴に鷹狩が催されますが、
贈られた鷹がマムシに絞め殺されてしまい、
愛する人と鷹を失った諏訪姫は自害。
人々はこれを悼んで諏訪姫を祀り、
これが諏訪神社の創建となったようです。
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に訪れ、
戦勝祈願の参拝を行ったとされており、
その際に秀吉は献上された菓子を食べ、
「戦に勝つまで帰らん」と言った事から、
その菓子が「けえらん]と呼ばれるようになり、
諏訪神社の春祭りの時期に売られたという。
「諏訪神社」。
諏訪姫に由来する神社ですが、
建御名方神と八坂刀売神も祀っており、
諏訪信仰の神社でもあります。
鷹にまつわる神社で軍神でもあることから、
福岡ソフトバンクホークスの関係者が、
戦勝祈願を行ったこともあるとのこと。
毎年5月には春祭りが行われており、
マムシ除けの砂が配られて、
周辺地域の多くの農家が参拝するようです。
その春祭りの際に出店が並び、
その時だけ「けえらん」が売られたようで、
人々の年に一度の楽しみだったという。
「元祖伊藤けえらん本家」。
明治30年に伊藤留次郎が店舗を構え、
年一しか売られてなかった「けえらん」が、
一年中買えるようになりました。
以降は周辺で店舗が構えられるようになり、
浜崎の代表的な名物になっています。
「けえらん」。
※画像は元祖伊藤けえらんHPより拝借。
あんこを米で蒸した生地で巻いた菓子。
家族への土産に買って帰りましたが、
特にゆきちゃんには好評でした。
僕もこういうのは好きです。
但し少し多めに買ってしまい、
一度に3つも食べてしまいました。
■関連記事■
・佐賀県唐津市 浜崎宿跡
唐津街道の宿場町。
・佐賀県唐津市 名護屋城跡①
豊臣秀吉の朝鮮出兵の拠点。
・佐賀県唐津市 唐津城
唐津藩小笠原家の居城跡。
