中山寺は真言宗中山寺派の大本山。
聖徳太子によって創建されました。
子授かりや安産祈願のご利益があり、
多くの皇族、武家、庶民が信仰。
多くの兵火や天災に見舞われながらも、
源氏、豊臣家、徳川家の寄進により、
現在まで寺運を守ったとされます。
豊臣秀吉が熱心に祈願した事により、
後継の豊臣秀頼を授かったとされ、
中山慶子も中山寺で安産祈願を行い、
明治天皇を無事に出産。
この事から唯一の明治天皇祈願所となり、
全国より安産祈願者が訪れるとのこと。
訪問当日は晴てるけど雲が多く、
雲に日が遮られると暗くなる天気。
「山門」。
正保3年(1646)徳川家光が再建した山門で、
正面三間、側面二間入母屋造本瓦葺。
山門の上から海が望めたとされており、
「望海楼」とも呼ばれたようです。
「参道」。
両脇に塔頭の並ぶ参道。
左手前から、
総持院、宝蔵院、観音院、
右手前から、
華厳院、成就院が並びます。
参道を進み石段を登ると境内。
先程まで太陽に雲がかかってましたが、
この辺りで太陽が顔を覗かせました。
偶然ですが歓迎されているようで嬉しい。
境内は大きく三段になっており、
その中段に本堂があります。
エスカレーターも設置されており、
ご老人や障碍者にも優しい。
妊娠中のご婦人も嬉しいでしょう。
「五百羅漢堂」。
エスカレーター右側にある五百羅漢堂。
平成9年に再建されたもので、
約700体の羅漢像が安置されています。
その地下は「涅槃堂」となっており、
涅槃図と金色の千体仏があるとのこと。
右から、
「閻魔堂」、「寿老神堂」、「大黒堂」。
文字通り閻魔大王を祀る閻魔堂、
寿老人(神)を祀る寿老神堂、
大黒天を祀る大黒堂。
中山寺の伽羅は各七福神を祀るようです。
エスカレーターで中段へ。
「本堂」。
慶長8年(1603)に豊臣秀頼が再建した本堂。
本尊は十一面観世音菩薩像で、
両脇侍も十一面観世音菩薩となっています。
毎月18日のみ開帳される秘仏。
「護摩堂(左)」、
「開山堂(右)」。
護摩堂も豊臣秀頼の再建で、
五大明王が祀られているお堂。
毎月8日、18日、28日に護摩が焚かれ、
護摩木の祈願がされるようです。
開山堂は護摩堂を参考にして、
平成9年に再建されたもの。
開山の聖徳太子を祀ります。
「妙音殿(下側)」、
「大願塔(上側)」。
妙音殿は檀家の位牌を安置するお堂。
大願塔は紅白の美しい多宝塔で、
平成19年に再建されており、
こちらも檀家の位牌を安置しています。
「阿弥陀堂」。
こちらも豊臣秀頼による再建。
阿弥陀尿来を祀るお堂で、
日々回向が行われているようです。
妙音殿の横から大願塔のある上段へ。
大願塔の前を進みます。
「鎮守社(福神社)」。
境内地を守る鎮守神と、
恵比寿神を祀る境内社。
「子授け地蔵」。
子宝を望む人が願布を奉納すると、
地蔵様が子供を授けて下さるとされます。
また無事に授かった人々が、
お礼の布短冊を奉納するようで、
喜びの言葉が書かれた布短冊が、
沢山ぶら下げられていました。
「大師堂」。
弘法大師を祀る大師堂で、
子授け祈願の受付窓口となっています。
「五重塔」。
平成29年に再建された五重塔。
深い青色をした珍しい塔で、
「青龍塔」と名付けられています。
これは東方を守護する「青龍」を表し、
ネパールのダルマキールティ僧院より、
御舎利(仏舎利)が請来されており、
この塔に安置されているとのこと。
後で調べると中山寺の墓地には、
加島屋広岡家の墓所があって、
広岡浅子の墓もあったのだとか・・。
ああ・・リサーチ不足・・、
●著名な寺院
■関連記事■
・栃木県足利市 鑁阿寺
真言宗大日派の本山。
・東京都文京区 護國寺
真言宗豊山派の大本山。
・京都府京都市 知積院
真言宗智山派の総本山。
