「黍の花ゆれる」植松三十理

大河西郷どんが現在奄美編ということで、
出張中にタイムリーな小説を読みました。

植松三十里著「黍の花ゆれる」。
愛加那が主人公の話で、
全編が奄美大島で展開されます。
内容は西郷どんの18回からと同様で、
西郷が奄美に流されたところ開始。

島妻となって子供を設け、
西郷との別れと再開。
子供の成長と西郷の風のうわさ。
子供の将来を願った行動と裏腹な結末

この本ではもちろん背景を説明するために、
幕末の出来事解説しているのですが、
最小に止めてオブラートに包んでいます。
幕末など遠国の出来事といった感じか良い。

黍の花がゆれるような表現は無いのですが、
読んでいるとイメージが広がります。
南の島の話で(良い意味で)幕末ではない。
なんだかそんな感じがしました。

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