巌流島に行きました。
地元では巌流島について、
「何もないよ」と誰もが言います。
僕も小学生の頃に行ったことがありますが、
確かに何も無いただの小島で、
当時は釣人以外は行くことが無い島でした。
まあそれが大河ドラマ「武蔵」の影響で、
観光スポットのひとつとなります。
ですが何もないのは変わらないようで、
地元の人間は釣りをする人か、
何らかイベントがある場合以外は、
巌流島には行くことがありません。
親や兄弟、友達に、
「巌流島にでも行こうかな?」
とでも言おうものなら、
「あんな何もない島になんでいくんだぁ?」
と変人扱いされる始末です。
とはいえ、
「あそこの店は不味い」と言われても、
自分で味を確かめて見ないと、
本当に不味いかどうかなんてわからない。
そんな勢いで行ってみました。
巌流島へは唐戸から船が出ています。
2つの会社の船があってコースが別。
昔は彦島から船が出ていましたが、
下関観光の基点である唐戸の方が、
観光客が乗りやすいんでしょう。
白い船の会社と黄色い船の会社があって、
今回は黄色い船に乗りました。
少し迂回して赤間神宮の辺りまで周ります。
海上から赤間神宮を見ることもあまりない。
竜宮城みたいなのが「水天門」。
左側の黄土色の屋根が「春帆楼」。
往路は迂回するので、
13分ぐらいで巌流島に到着します。
島は綺麗に整備されています。
休憩所やトイレなどがありますね。
右側の林に「佐々木巌流之碑」があります。
武蔵と小次郎の銅像。
大河「武蔵」に合わせて作られたもの。
除幕式には武蔵役の海老蔵と、
小次郎役の松岡も出席したようです。
「巌流島文学碑」。
バックに関門橋が見える写真スポット。
碑に乗るのはナンセンスかもですが、
座らせやすいカタチなんで、
みんな子供を乗せて撮っていました。
行ってみてですが、
確かに「何もない」のかもしれません。
ですが日本一有名な決闘のあった場所。
行く価値はあるのでしよう。
島自体は銅像や碑を見学して、
30分もあれば見て周れますが、
関門海峡を小さな船に乗って、
門司と下関双方を見回してみるのも、
地元民でなければ面白いかもです。
幕末関連についてですが、
吉田松陰が嘉永2年に、
海防視察の為にこの島を訪れており、
また慶応3年には坂本龍馬とお龍が、
この島で花火をしたという記録があります。
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巌流島の戦いの紙芝居もやってます。
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坂本龍馬の妻楢崎龍についての私見。
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吉田松陰も巌流島に上陸しています。