金沢城に新しい門と橋が復元されたようなので、
金沢訪問の最後に行ってみました。
今回復元された鼠多門は、
金沢城西側にある玉泉院丸に位置し、
鼠多門橋で繋がれた金谷出丸への出入口。
※金谷丸は現在の尾山神社境内。
鼠多門は櫓門形式の城門で、
正確な創建年代は不明ですが、
江戸時代前期には既に存在していたようです。
宝暦9年の大火でも焼失を免れ、
数度の修繕をされて明治期まで現存しますが、
老築化で鼠多門橋が明治10年に撤去され、
鼠多門も明治17年の火災で焼失しており、
周囲の水堀も埋め立てられました。
「鼠多門」と「鼠多門橋」。
石川県は金沢城復元に力を注いでおり、
現存建築物の保存や復元、庭園の再現を行い、
最終的には金沢城が完全再現されるのでは?
と思うほどの力の入れようです。
この門と橋は第三期整備計画の一環で、
今後は二ノ丸御殿復元も計画されているらしい。
夜にはライトアップもされています。
お城は意外とライトアップされるのが美しい。
当時はライトアップなんて無いので、
現代だけの光景なわけですが、
それだけに金沢城は完全復元して欲しい。
石川県には是非とも頑張って欲しいところです。
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前回登城した時の記事。
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加賀藩前田家の歴代墓所。