つづき。
①/②
境内に入る前に疲れ果てましたが、
これより金刀比羅宮の境内へ進みます。
「桜馬場」。
鳥居を抜けて桜馬場と呼ばれる長い参道へ。
文字通り両脇には桜が植えられており、
春には桜のトンネルとなるようです。
桜馬場を抜けて石段を登る。
「書院」。
金毘羅大権現の別当金光院で、
応接の場として用いた客殿。
内部の障壁画は円山応挙によるものです。
ここまでで477段。
さらに進んで628段。
「旭社」。
旧神宮寺(金光院?)金堂だったもので、
明治以降に神座が設置されています。
あまりにも立派なので、
ここが御本宮かと勘違いしそう。
ここへのお参りは御本宮参拝後がならわし。
さらにさらに進んで652段。
785段まであと133段です。
「御前四段坂」。
最後の急な石段を登れは御本宮。
「あと少し 御本宮まで133段!」
と書かれており、
この文字に励まされながら、
最後の力を振り絞ります。
「御本宮」。
門前町より785段の石段を登り、
やっとたどり着いた金刀比羅宮御本宮。
現在のものは明治11年に再建されたもの。
桧皮葺大社関棟造り。
参拝を済ませて幸福の黄色いお守りも購入。
家族らは琴平市街を展望していましたが、
精魂尽き果てた僕はすっかり忘れ、
これよりそのまま下山しました。
御本宮より先に奥宮もあるのですが、
あと583段もあるとのこと。
絶対無理です。
帰りは息子を抱えて石段を下るの断念。
裏参道を通る事に。
ゆきちゃんは今更ながら、
「歩く~」と降りてくれて、
帰りはかなり楽になりました。
・・が、道に迷って結局遠回り。
みよちゃんと嫁さんは降りていました。
ずーっと抱っこだったゆきちゃんに比べ、
みよちゃんは785段自分で登りました。
小学1年生でよく頑張ったと思います。
ご褒美にソフトクリームを買いましたが、
ついでに頑張ってないゆきちゃんもゲット。
これが2番目の子の特権ですね。
小休止の後に車で象頭山南側の牛屋口へ。
「牛屋口(石灯篭)」。
旧伊予土佐街道沿いの金刀比羅宮の入口で、
[土州]と刻まれた石灯篭が並んでいます。
これらは土佐の漁民から寄進されたもの。
高杉晋作は高松藩の捕吏に踏み込まれた際、
松里庵の抜け穴より脱出してここを通り、
無事に長州に帰ったという。
「坂本龍馬像」。
少し前かがみの坂本龍馬像。
龍馬も通っただろうと建てられた像ですが、
実は通ってないのではないかとのこと。
晋作の像を建てたら良かったのにね。
メインイベントである金刀比羅宮参りは、
これにて終了です。
みよちゃんは[金比羅船々]の歌を覚え、
帰ってからおばあちゃんに披露。
おばあちゃんと一緒に歌っていました。
①/②
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