三浦長門守家は紀州藩御附家老のひとつ。
初代藩主徳川頼宣の実母於万の方が、
三浦家の出身であった為に、
藩主外戚として重きを成しています。
三浦長門守家初代当主三浦為春は、
初代藩主徳川頼宣の傅役となり、
水戸藩、駿府藩、そして紀州藩と、
加増されて成長を遂げる頼宣を助け、
その後も代々御附家老となりました。
「紀州藩家老三浦家上屋敷跡」。
ニッセイ和歌山ビル前にある標柱。
けやき大通り沿いにあります。
三浦長門守家は藩主外戚の家格の為か、
二ノ丸大手門に一番近い位置に、
広大な屋敷を有していました。
「和歌山城下町図(一部)」。
中央右寄の一角が三浦長門守家の屋敷。
北側には水野家、安藤家の屋敷もあり、
これらと比べてもその大きさが判ります。
■関連記事■
・和歌山県和歌山市 了法寺/三浦家墓所
附家老三浦長門守家の歴代墓所。
・愛知県岡崎市 妙源寺
紀州藩御附家老安藤家の墓所。
・三重県度会郡 大得寺/田丸城主久野家墓所
紀州藩御附家老久野家の墓所。