夏になると「軍靴の音」が聞こえてきます。
といっても軍国主義になるとかではなく、
戦争モノのドラマや映画、特番がTVで流されるから。
もうある意味夏の風物詩ですね。
集団的自衛権とかなんたらかんたらも拍車をかけておりまして、
やたらと目に付く。
世間にはこんなにもLOVE&PEACEな奴らが、
いっぱい居たんだと思うのは、ネット社会だからでしょうか?
デモやネットで、「戦争反対!」なんて言っていますが、
「戦争反対!」ってことは、「戦争する!」って政府が言ってるのか?
いやいや集団的自衛権の審議のお話らしい。
なら「集団的自衛権反対!」でいいじゃんって思う。
「安倍は戦争を起そうとしている」とも言われますが、
少なくとも集団的自衛権の範疇では戦争を起すことはできません。
「戦争を起す」ということは、戦争の起きていない状態から、
他国に攻め込むということです。
それは集団的自衛権の範疇ではできません。
ただ戦争が起こってる地域に行って、
戦闘になるということはおこりえる事です。
「反対」や「賛成」と言っている人達が、
どれだけそれをわかっているのか・・。
デモに参加してる人達が、どの位知識があるのか・・。
僕には「ダメ!ゼッタイ!戦争!」と書かれたプラカードが、
「ダメ!ゼッタイ!○○!」と言ってる別のデモと似てると思った時点で、
お祭り騒ぎにしか見えません。ノイジー・マイノリティってやつです。
大坂に住んでいる時、バイト先でU君という人物がいました。
U君は明るく人懐っこい性格ですが定職につかず、
週3日位バイトしてあとは遊ぶという変わった子でした。
その子が○○建設反対のデモに参加するというので、
○○建設反対の理由を聞いてみると、
「いや別に。友達が行くって言うから面白そうだし・・・。
何かに反対するってかっこいいですやん!」と言う解答でした。
・・・そんなもんなんですよね。
デモしてる人全てがそういうわけではないでしょうけどね。
さて、幕末にも尊王攘夷運動という反政府活動があったわけですけど、
全員が全員「憂国の志士」では無かったわけで、
「外人が日本の地に足を踏み入れるだと?斬ってくれる!」とか、
「志士になったらオマンマ食えるらしい」程度の考えの者もいました。
そういうことで「志士」を名乗る浪人が、京都や各地を騒がせたわけです。
しかし、その烏合の衆が何人集まろうが、残念ながら鎮圧されるだけです。
京都での天誅は、新撰組などに鎮圧され、
天狗党の乱、天誅組の変、生野の変なども悲惨な運命をたどっています。
もちろん影響がゼロというわけではありませんが・・・。
結局、幕府を倒したのは、薩長及び朝廷の力でした。
さて、幕末以降の反政府運動といえば、安保闘争ですね。
彼らも自らを「闘士」と称して共産革命を目指しましたが、
自滅していきました。テロでは何も変わりません。
共産主義なんて日本国民は望んでなかったんですよね。
やっぱりね。真に「戦争を避けよう」「平和な日本を作ろう」と思うなら、
官僚か政治家になるべきなんですよ。
デモの声が民意なら、選挙でも当選するはずですし与党にもなれるでしょう。
デモやってる連中がしっかり勉強して、官僚や政治家になれば、
「集団的自衛権」だろうが「自衛隊」が「自衛軍」になろうが、
日本が戦争になることを止めれるんじゃないかと・・そう思うんです。
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下世話な話ですが・・。