景福寺山には多くの姫路藩士が眠りますが、
元会津藩士の墓もありました。


「丸山芳介
　夫人國子墓」。
会津藩士丸山玄斎の次男に生まれ、
会津戦争では会津若松城に籠城。
降伏後は上京して南摩綱紀に入門し、
程なく北海道開拓に従事しました。
その後は土木請負業を始め、
山陽鉄道、播但鉄道、南海鉄道、
阪鶴鉄道の土木工事を成功させています。
明治25年より姫路で製革事業に参入。
姫路製革所を立ち上げて成功し、
他に電力業、仕入業、信用組合、倉庫業等、
多くの企業の役員を務めており、
後に市会議員、県会議員を経て、
衆議院議員に当選しました。
大正11年に死去。

故郷から離れて事業を成功させ、
他業種にも積極的にトライ。
元賊軍でも才能が有ればやって行ける。
バイタリティのある人だったのでしょう。

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