鹿児島県姶良市 重富御仮屋跡

重富御仮屋跡重富小学校の敷地。
元々は島津義弘が築いた平松城で、
義弘が落城させた岩剣城の東麓に、
居館を築いた事が始まりとされます。
関ヶ原の戦いから帰還した義弘が、
暫く滞在していたとされます。
その後は越前家を再興した島津忠紀が、
自領重富郷の政庁兼居館とし、
その周辺に馬場武家屋敷が建てられ、
重富麓が形成されました。


重富御仮屋跡(重富小学校)」。
野面積み石垣が残っていますが、
これは平松城からのものでしょう。
正門の門柱は旧鹿児島県庁で使用され、
大正15年に移築されたもので、
国指定の登録有形文化財となっています。

■関連記事■
鹿児島県姶良市 紹隆寺/重富島津家墓所
 御一門筆頭重富島津家の歴代墓所。
鹿児島県鹿児島市 福昌寺跡/島津久光墓所
 国父島津久光の墓所。
鹿児島県指宿市 今和泉御仮屋跡
 御一門今和泉島津家の御仮屋跡。