開善寺の原家墓域に何故か、
小笠原内匠祖の墓があります。
「小笠原内匠祖之墓」。
小笠原内匠祖の墓。
何故原家の墓域にあるか不明ですが、
墓地移転の際にこうなったのでしょう。
小笠原内匠は藩主一門の家格で、
[御名字之族]と称される系譜。
執権職を拝命する重臣拾四家のひとつで、
代々家老や中老を務めたようです。
小笠原姓の家老家は幕末期に4家あり、
小笠原織衛、小笠原若狭、小笠原甲斐、
小笠原内匠と名乗ってますが、
それぞれの家の家系図が見当たらず、
更に当主は固定の名乗りをしないので、
時代を遡ると誰がどの系譜が判らない。
残念ながら手詰まりとなっています。
これらの墓は昭和36年に開善寺が市街から、
※小倉北区馬借1丁目。
現在地に移転した際に改葬されたもの。
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