弥助は侍か否か

アサシンクリード シャドウズというゲーム。
たかがゲームながら騒ぎとなっている模様。
ゲームなんてもう何年もやってませんし、
偉そうな事は全く言えませんが、
古い歴史ゲームは結構やってきたので、
少しだけ言及してみます。

今回の騒動はゲーム自体の批判と、
それに伴うゲーム以外の争論があり、
これについては分けて考えないといけません。
簡単にどんな騒動かというと、
アサシンクリードというゲームは、
プレイヤーが暗殺者となって戦うというもの。
アサシンテンプル騎士団の戦いがテーマで、
主人公はアサシンとなって戦いますが、
シリーズを追うごとに海賊古代エジプト
古代ギリシアバイキング等、
色々な時代や地域がテーマになっています。
で、今回の初めて日本がテーマとなり、
非常にファンから期待されていたようですが、
その詳しい内容が発表されると、
これが大炎上となったとのこと。
内容としては日本が舞台なのに、
黒人(実在)が主人公のひとりであったこと。
時代考証が甘く変な日本になっていること。
これが批判となっているようです。

もうひとつゲーム以外の話では、
主人公の弥助侍がそうでないかの論争、
そして戦国時代に日本で黒人奴隷が流行し、
日本に黒人奴隷が沢山いたとか、
黒人奴隷を始めたのは日本だったとか、
このゲームが出た事によって、
出鱈目を主張している輩が炙り出され、
色々と場外で論争となっている模様。

とりあえず僕としてはゲームはどうでも良い。
どうせ外国人の描く日本なんてそんなもの。
到底無理なんだから。
昔はもっと酷いもんでしたよ。
デモ動画見ましたが上手に出来てます。
桜の季節に田植えとか、
田植中なのに豊作とか、
神社なのに線香焚いてるとか、
畳が長方形とか、
侍が皆正座しているとか、
・・・・ご愛敬でしょ(まあまあ多いな・・)。

弥助が侍がそうでないかの話も、
実際には定かではないのでどうでも良い。
その頃の侍の定義も微妙だし、
幕末でいえばジュール・ブリュネとか、
青い目のサムライとか云ったりしますが、
別に侍とは誰も思ってないけど、
[彼はサムライだった!」と言っても、
[そうだね(精神においては)!]となる。
職業としてのなのか、
精神としてのサムライなのか、
そういう面でも違ってくると思います。
また只の刀持ちであったとか、
本能寺の変では戦ってないとか、
刀を差し出して降伏したとか、
明智光秀動物と同様と言われたとか、
そうかもしれませんが敢えて言うこともない。
戦国時代には唯一黒人のサムライがいた!と、
誰かが言う事に[したり顔]で違うとするのは、
たいへん野暮であると思います。

・・・が、黒人奴隷が流行したとか、
そういう話になって来ると、
真向から否定するべき話となるでしょう。
その証明に弥助の真実を語らねばならない。
無駄に事実の証明をしなければならず、
唯一黒人のサムライ(侍ではなく)の称号を、
弥助は奪われる結果になってしまう。

弥助という黒い肌のサムライがいた!
日本人「そうかもね!」。
日本では黒人奴隷が流行した!
日本人「は?日本に黒人奴隷はいなかった。
その証拠は・・・・ああで、こうで・・・
という事で弥助もただの使用人。以上!
」。
ん~。誰得???

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