深草北陵は深草陵北西400m弱にあり、
鎌倉~室町期の12人の天皇と、
親王が1人葬られています。
「深草北陵」。
89代後深草法皇(後深草天皇)は生前より、
深草に法華堂を建立して葬るよう遺言。
崩御後は遺言どおり火葬され、
法華堂建立後に遺骨が納骨されます。
その後は持明院統の天皇が納骨され、
以下の被葬者の御陵となりました。
89代後深草天皇
92代伏見天皇
93代後伏見天皇
北朝4代後光厳天皇
北朝5代後円融天皇
100代後小松天皇
101代称光天皇
103代後土御門天皇
104代後柏原天皇
105代後奈良天皇
106代正親町天皇
107代後陽成天皇
伏見宮栄仁親王(崇光天皇皇子)
この法華堂は安楽行院に管理されますが、
戦国時代の戦火で焼失。
江戸時代に入ると再建されており、
明治時代に安楽行院は廃されて、
法華堂は深草北陵と改称されました。
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