瓊瓊杵尊の御陵は可愛山陵と治定されますが、
男狭穂塚陵墓と北川陵墓が参考地として、
宮内庁の管轄地となっています。

瓊瓊杵尊の御陵は日本書紀によると、
[筑紫日向可愛山之山陵]となっており、
これは可愛岳のことであるとして、
山麗にある[北川陵墓]が参考地となりました。


「北川陵墓参考地」。
西南戦争で和田越えの戦いに敗れた薩軍は、
官軍が皇祖御陵に砲撃しないであろうと、
近くの児玉熊四郎宅に宿営しています。


「北川陵墓」。
瓊瓊杵尊は天照大神の子天忍穂耳尊と、
高皇産霊尊の娘栲幡千千姫命の子で、
葦原の中津国を治める為に、
高天原から高千穂峰へ天降りました。
瓊瓊杵尊は国を探して彷徨い、
木花開耶姫と出会ってこれを娶り、
火闌降命や彦火火出見尊らが誕生。
久しくして崩御したとされます。


「木花咲耶姫墓陵」。
北側にある木花開耶姫の御陵。
こちらは宮内庁管轄ではないようです。
個人的な感覚ではありますが、
コノハナサクヤヒメ(木花開耶姫)は、
とても可愛らしい名前だと思います。

■関連記事■
・鹿児島県薩摩川内市　新田神社
　瓊瓊杵尊の御陵治定地。
・宮崎県西都市　男狭穂塚陵墓参考地
　瓊瓊杵尊の陵墓参考地。