嫁さんの実家である益田市に、
[夢の墓]というパワースポットがあると知り、
年明け早々に行って見ました。
夢の墓は益田市西側の戸田町にあります。
参道両脇は垣根となっていますが、
これは参拝者奉納の杖であるとのこと。
戸田町在住の伊藤義夫という老人が、
晩年に腰痛で歩くのに杖が必要となり、
昭和56年12月にグミの木で杖を作り、
これを愛用していました。
すると翌57年2月1日の晩に夢で、
「杖を持って唱名しながら参れ、
さすれば如何なる病も平癒する」。
と啓示を受けた為、
半信半疑に唱名しながら杖を持って、
グミの木を切った場所に行ってみると、
根本に墓石が埋もれているのを発見。
これに手を合わせて翌日、翌々日と、
4~5日通っていると、
段々と杖無しで歩けるようになります。
これはこの墓石の霊験であると悟り、
周囲の雑木を伐採して整備し、
[夢の墓]として祀ったという。
やがてこの噂が広まってゆき、
杖を持って参拝する者が出て来て、
今では全国より難病を患う人々が、
訪れるようになったとのこと。
「夢の墓」。
[釈即]と刻まれた墓石が祀られています。
これが[夢の墓]と呼ばれるもので、
他に[寛政ニ戌正月二日]、[十八才]、
[俗名ヲロク]と刻まれているらしい。
寛政2年(1790)1月2日に、
18歳の若さで亡くなった女性の墓で、
埋もれて忘れ去られていた為、
老人の夢に現れたのでしょうか?
今では難病への霊験あらたかであると、
毎年訪れてる人もいるようです。
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