前作も視聴しましたので「2」も観ました。
幕末モノの映画としてではなく、
単純に漫画原作の映画として観るべきですが、
僕はそれ程原作の事は知りません。
ですので原作とここが違うとか、
これは上手く表現出来ているとか、
そういうことは全く言えませんが、
前作は普通に映画として楽しめました。
その分期待はしていたのですが、
結論を言うと「前作の方が良かった」かな?
基本的には「真選組」をメインにしており、
これに将軍暗殺を絡めて構成されています。
ギャグパートで将軍徳川茂茂を登場させ、
色々と寸劇をこなした後に、
真選組副長土方十四郎が失脚し、
これを謀った参謀伊東鴨太郎が反乱。
鬼兵隊がそれを利用して将軍暗殺を謀り、
万事屋のメンバーが関わるのですが、
なかなか上手に構成されていました。
但し「2」であるからなのか、
前作で笑った部分が少し鼻に付く。
キャバクラ店長(佐藤二朗)のアドリブに、
主人公らが笑いをこらえているシーンは、
監督が狙っているのが見えてしまいました。
前作で菜々緒が笑ってNGになるところを、
そのまま使って話題になっていましたが、
あれはあれで良かったと思います。
佐藤も笑わしにかかってるのでしょうが、
役者が笑わないように頑張ってこそ、
笑ってしまったというのが面白いと思う。
あと原作を知らないので判らないのですが、
猿飛あやめ(夏奈)はなんだったのか?
ストーカーとかなんとか・・。
いきなり現れてキャバ嬢になって、
なんだったのか全く判りません。
一般視聴者を置いていっている感じです。
後半のシリアスパートですが、
「局長の役目は生き延びること」のセリフ。
元気に戦う沖田。
理想的な「新選組」といった感じです。
「真選組」をメインにしている分、
主役の坂田銀時は脇役的な立ち位置ですが、
一応は河上万斉との戦いがクライマックス。
ラスボスの高杉晋助はちょい役で、
率いる鬼兵隊はならず者となっており、
前作とはなんだか違う感じでした。
「3」がありそうな感じなのですが、
既に7年も経過しているので無理かな?
既に原作は完結している話ですし、
原作やアニメファンは結末を知っている。
でも実写映画のみ観た人間からすると、
この二部作ではなんだかモヤモヤ・・。
観てしまったので完結させて欲しいですね。
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銀魂2の前作。
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こちらも週刊少年ジャンプ原作。
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漫画原作の上野戦争の話。