七本官軍墓地は田原坂周辺で戦死した官軍兵、
警視隊、軍夫らを埋葬した墓地。
「七本官軍墓地」。
各地にある官軍墓地の中でも大きなもので、
他所と同じく整然と墓碑が並んでいます。
写真左は[背負いの松]と称される松で、
敵味方に分かれて戦った兄弟の遺族が、
故郷の庄内より背負って持って来て、
ここに植えて供養したとされるもの。
この兄弟は庄内士族の鱸成信と伴兼之で、
弟兼之は遠く庄内から私学校に留学し、
西南戦争に志願して参加していました。
兄成信は陸軍に出仕して少尉となっており、
共に植木での戦いで戦死しています。
墓碑は階級によって大きさが異なり、
尉官以上は大きい墓石となっています。
尉官の墓碑が並ぶエリア。
鱸成信少尉の墓は最奥の角だったらしく、
写真を撮影出来なかったのが悔やまれます。
また連隊旗喪失事件の河原林雄太少尉の墓は、
写真の一番手前のもの。
※乃木希典率いる歩兵第十四連隊が、
旗手を務めた河原林少尉の戦死で、
連隊旗を薩軍に奪われた事件。
警視抜刀隊の墓碑が並ぶエリア。
薩軍と斬り結んだ抜刀隊の戦死者で、
警部補岐部元成以下14名の墓碑。
軍夫らの墓碑が並ぶエリア。
真ん中に木が生えていたようですが、
現在は切り株となっています。
軍夫の墓碑はひとまわり小さいもの。
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