七本官軍墓地は田原坂周辺で戦死した官軍兵、
警視隊、軍夫らを埋葬した墓地。


「七本官軍墓地」。
各地にある官軍墓地の中でも大きなもので、
他所と同じく整然と墓碑が並んでいます。
写真左は[背負いの松]と称される松で、
敵味方に分かれて戦った兄弟の遺族が、
故郷の… 続きを読む

七本は田原坂後方にあった場所で、
官軍(政府軍)の側面からの攻撃に備えて。
台場陣地が築かれていました。
田原坂攻略が難航していた官軍は、
南側の二股、横平山を攻略。
3月27日早朝に田原坂と七本に総攻撃を行い、
薩軍(西郷軍)はこの突然の猛攻に耐え切れず、
植木方面に敗走しています。


「… 続きを読む

田原熊野座神社は田原地区の鎮守社で、
田原坂の戦いの激戦地となった場所。
その境内が戦場となった為に、
弾丸等の関連遺物が無数に発見され、
有名になった場所とのことです。


「田原熊野座神社」。
境内には薩軍(西郷軍)の陣地があったとされ、
官軍(政府軍)が盛んに攻撃を仕掛け、
その境内をめぐって3月8日及び3月15日に、
両軍が激しい戦闘を行っており、… 続きを読む

田原坂は熊本と高瀬を結ぶ街道にある坂で、
西南戦争当時に野砲、山砲、臼砲等、
大型の輜重を運搬できる唯一の道でした。
この坂を巡って17日間の攻防が繰り返され、
官軍… 続きを読む

明治10年2月下旬より高瀬から田原坂付近で、
西郷軍と政府軍との間で激しい戦闘が行われ、
両軍に多くの死傷者が出ています。
この戦いで数千人の戦死者を出した政府軍は、
熊本県内21ヶ所に官軍墓地を設置しており、
高瀬にもその官軍墓地が建てられました。
この墓地には田原坂の戦いや吉次峠の戦い… 続きを読む