山口県防府市 旧毛利家本邸①

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旧毛利家本邸は公爵毛利元昭が、
明治25年に明治天皇から承認を得て、
大正元年着工して4年後に完成した邸宅。
前当主毛利元徳の定めた家憲によって、
公爵毛利家本拠山口県に定められた為、
これに従って多々良の地に建てられました。

9年前に訪問して以来の再訪。
前回の写真は酷いものでしたので、
再度訪問したいと思いつつも、
なかなか来ることが出来ませんでしたが、
今回時間が出来たので記事とします。


本門」。
旧毛利家本邸の表門である本門
往時は両脇の脇門のみ開かれていたという。

本門より本邸までは結構歩きました。
江戸期の建物とは違い車の乗入れが前提で、
道は石段等はなく車道となっています。

前庭」。
中央に灯籠ヤマモモサツキを配置し、
その奥に本邸の車寄があります。
本邸は大正時代の建築ながら和風建築
しかし随所に当時の最新技術が使用され、
快適な生活が出来ていたとされます。


車寄」。
本邸の玄関にあたる車寄。
唐破風屋根如輪目槻板格天井で、
侯爵家本邸の威厳を示しています。


応接室」。
玄関入ってすぐ右側にある応接室
広い本邸の中で唯一の洋間です。
この部屋で応接が行われた模様。


客間(大広間)」。
大書院形式を踏襲する大広間。
天井には格天井が用いられています。
推測するに一般の客(記者等)は応接室で、
親しい客上客はここに通したのでしょう。

順路どおりに大広間の後に2階へ。

2階客間」。
こちらも1階と同様の大広間となっており、
三ノ間次ノ間広間と続いています。
但し格天井は広間のみ。


広間(一ノ間)」。
奥に水屋が併設されている為、
茶や食事が提供されたとされます。


庭園が望める廊下
推測するに2階は招待された客が通され、
素晴らしい庭園の眺めと茶や食事等で、
客がもてなされたものと思われます。


毛利氏庭園」。
2階から見た毛利氏庭園。
毛利氏庭園は本邸南に広がっており、
8万400㎡の広大な敷地を要しています。
こちらはまた後から行く予定。

1階に戻る。

大広間横の廊下を通り奥へ。


中庭」。
中庭は2つありますが、
こちらは手前側の中庭です。

つづく。
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■関連記事■
山口県防府市 毛利博物館
 前回訪問時の記事。
山口県防府市 三田尻御茶屋跡
 毛利本家の本邸となっていた御茶屋跡。
山口県萩市 指月城跡
 長州藩毛利家の居城跡。

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