山手招魂場は集義隊戦死者を祀る為、
小郡中山手に創設された招魂場で、
後に山手招魂社となっていましたが、
年月を経て社殿が老朽化していました。
この為に小郡在郷軍人有志の発起で、
浄財が集められる事となり、
昭和22年に榮山に新たに社殿を建設し、
榮山神社と社名も改称。
後に小郡ゆかりの英霊も合祀され、
現在は350余柱を祀っているようです。
「榮山神社」。
訪問時には少し雑草は生えていましたが、
定期的に整備はされている模様。
毎年10月に慰霊祭が行われるようですので、
たぶん草刈りする前だったと思います。
「社殿」。
旧山手招魂社の祭神及び、
小郡ゆかりの英霊が祀られる社殿。
お供物を置く台が段違いに2つ配置され、
小さな鳥居のように見えます。
幕末期の祭神は禁門の変での集義隊戦死者で、
伊藤敬蔵、広峰太郎、緒方直証、
藤井善九郎、村上犬若、芥川小七、
広仲謙造、梅本仙之輔の8柱と、
幕長戦争戦死者の鰐口市之進の計9柱。
「忠魂碑」。
昭和3年に建立された忠魂碑。
忠魂碑は日清日露以降のものが多く、
余り当ブログでは取り上げないのですが、
この碑は西南戦争の戦死者も含まれています。
この碑が最初からここにあったのか、
山手招魂社の場所にあったのかは不明。
推測するに当初からこの忠魂碑が建てられ、
そこに山手招魂社が移鎮されて、
榮山神社になったと考えられます。
「明治二十七年役従軍士記念碑(左)」、
「明治三十三年従軍士記念碑(右)」。
※三の字は弐の二を三にした字。
日清戦争及び義和団の乱の従軍記念碑。
当ブログの範囲外ではありますが、
この碑が建てられていることからも、
忠魂碑は当初よりここにあったと思われます。
■関連記事■
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