和菓子にはそれ程造詣はありませんが、
下関の銘菓に松琴堂の[阿わ雪]があります。
その創業は幕末の慶応2年とされ、
[阿わ雪]の名称は伊藤博文の命名とのこと。
これは一度食してみねばとは思いつつ、
なかなか都合が合いませんでしたが、
※近くには何度か来てはいましたが、
定休日(日祝)だった為に行けてません。
今回やっと訪問する事が出来ました。
「松琴堂」。
廻船問屋及び両替商を営む讃岐屋西原家は、
長府藩の御用達で町の小年寄を務める等、
比較的大きな商いをしていた商家でした。
しかし藩への回収不能な貸付金が負担となり、
それまでの生業では立ち行かなくなった為、
新しい商いにその家業を転換。
その開発の経緯は不明ではありますが、
溶けるような舌触りの菓子を売り出して、
讃岐屋西原家は[松琴堂]として再出発し、
これが評判となったようです。
看板菓子の[阿わ雪]は伊藤の命名とされますが、
その詳しい経緯はわかりません。
慶応2年ならば伊藤も下関にいたでしょうし、
主人に頼まれて名付けたのでしょう。
店名は京都出身のお嫁さんの知識で、
桂離宮の茶室(松琴亭)からとられたとも。
「阿わ雪」。
※画像はHPより拝借。
一口サイズの[プチ阿わ雪]を購入して、
家族4人で食べてみました。
なるほど口に入れると雪のように溶けます。
下手な表現ですがはんぺんとかメレンゲとか、
そういったふわふわ感のある菓子で、
個人的な印象ですが抹茶に合いそう。
寝台特急[TWILIGHT EXPRESS 瑞風]では、
ウェルカムスイーツに配られるとのこと。
製法は一子相伝で受け継がれるようで、
現在は7代目及び8代目のようです。
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・江戸の金さんの亀の甲せんべい
こちらも下関の銘菓。
