山口名物といえば「外郎」が知られますが、
名古屋ういろうや阿波ういろと違い、
米粉の代わりにわらび粉を使用します。
これによってプルプルの弾力と、
モチモチの食感が味わえるのか特徴。
和菓子を余り知らなかった僕でも、
昔から山口の外郎は大好きでした。
山口で室町時代より作られたとされますが、
一応その元祖は福田屋とされています。
福田屋は御堀の萩往還沿いに店を構え、
長州藩からも重用されていたとされ、
維新後もその味を愛されていたという。
後に福田屋は後継者を亡くしたようで、
昭和21年に惜しまれながら廃業。
しかし福田屋の職人だった田中順助が、
その製造法を伝授されて開業し、
福田屋の製法を継承したのが御堀堂です。
「御堀堂本店」。
本店は山口駅から程近くの場所です。
初代順助は男前でお洒落な人物でしたが、
「お人よし」だったとされています。
先代当主(3代)田中米吉は彫刻家でもあり、
数々の賞も受賞していたとのこと。
この本店ではありませんが湯田店では、
松田屋ホテルで逗留中の司馬遼太郎も、
御堀堂の外郎を買っています。
「外郎」。
※写真は公式HPより。
定番の白外郎は伝統を受け継ぐ一品。
これに2代目の考案した黒外郎と、
3代目考案の抹茶外郎の3種があります。
子供達は白外郎を食べて、
僕と嫁さんは黒外郎を食べました。
「毛利の殿様外郎で茶を飲む」と云われ、
庶民から殿様まで親しまれた外郎。
久しぶり食べても美味しいですね。
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