鉄輪温泉は別府八湯の一つ。
日本最大の湧出量を誇る別府の中で、
その源泉の大半が鉄輪に集中しています。
建治2年(1276)に一遍上人が行脚の途上、
鉄輪を訪れた際に猛り狂う地獄地帯を鎮め、
湯治場を開いたのが始まり。
「いでゆ坂」。
長く続く石畳の鉄輪のメインストリート。
湯治場の面影を色濃く残しています。
「鉄輪むし湯… 続きを読む
「温泉」タグアーカイブ
佐賀県武雄市 塚崎宿跡
塚崎宿は長崎街道の宿場町で、
現在の武雄温泉のある辺りにありました。
開湯は神功皇后の西征凱旋の際とされ、
皇后が太刀の柄で岩を一突きしたところ、
湯が湧き出たという伝説があり、
この事から柄崎、塚崎と呼ばれたという。
武雄もこの地の古い地名でしたが、
塚崎より狭い地域さしていた為、… 続きを読む
佐賀県嬉野市 嬉野湯宿跡
嬉野湯宿は長崎街道の宿場町で、
温泉場としても栄えていました。
その歴史は古く神功皇后の西征にまで遡り、
西征の帰途に皇后が傷ついた白鶴を見付け、
その鶴が河原に舞い降りて湯浴みをすると、
再び元気になって去っていったのを見て、
皇后は[あな、うれしや]と感歎。
これ嬉野の地名の語源となったようで、
以後は… 続きを読む
下関市豊浦町 川棚温泉
川棚には青龍が澄む沼がありましたが、
大地震でその沼が熱湯に変わってしまい、
その青龍は死んでしまったという。
人々は沼を埋め立てて田畑とし、
死んだ青龍権現として祀っていましたが、
幾年月が過ぎた後に誰かが沼地跡を掘ると、
温泉が湧き出たのが始まりとされます。
また別話では三恵寺の怡雲和尚の枕元に、
薬師如来が現れて病を治す温泉と、
古来よりこの地に棲んでいた… 続きを読む
山口県長門市 湯本温泉
湯本温泉の開湯は室町時代前期で、
大寧寺の定庵禅師が神託を受け、
源泉を発見したとされます。
山口県で最も古い歴史をもつ温泉であり、
庶民、武士、藩主に至るまで湯治を行い、
明治時代以降は全国から客が訪れました。
「御国廻御行程記 湯本」。
「湯本温泉… 続きを読む
山形県鶴岡市 湯田川温泉/新徴組本部跡
鶴岡の奥座敷と呼ばれる湯田川温泉は、
山形県内で2番目に古い温泉とされ、
開湯は和銅5年(712)であるという。
出羽三山参りの精進落としに利用され、
温泉場として賑わいを見せた他、
庄内藩藩主の湯治場にも利用されたという。
「湯田川温泉」。
江戸時代に作成された… 続きを読む
宮城県大崎市 東鳴子温泉
鳴子温泉郷は川渡、東鳴子、鳴子、中山平、
鬼首の5つの温泉地の総称ですが、
このうちの鬼首を除く4つは、
JR陸羽東線が通っており、
温泉地それぞれに駅があります。
川渡駅、鳴子温泉駅、… 続きを読む