坂本龍馬を斬った男。
今井信郎の孫が著者です。

龍馬暗殺は謎とされてますが、
京都見廻組の犯行で間違いはない。
新鮮組説とか、薩摩陰謀説とか、
挙げ句に中岡慎太郎の相討ち説まで・・

この本では龍馬を斬ったのは、
今井信郎としています。
定説の谷干城が語った内容を否定し、
今井家に伝えられてきた家伝や自説で、
この暗殺事件を事件を推理します。
その説は真に説得力があり、
辻褄もしっかり合っています。

歴史家ではないようなので、
少々の間違いは確かにありますが、
※三吉慎蔵が長州藩士とか・・。
単純に祖父の名誉を回復するために、
状況証拠を淡々と並べております。

この龍馬暗殺事件そのものについては、
本の説が一番有力であろうと思います。
但し黒幕は誰か？という事に関しては、
やはりグレーで著者の説が正しいとは、
とても言い難いでしょう。

龍馬暗殺事件と書きましたが、
見廻組は当時まだ公的機関である。
指名手配犯である坂本龍馬を、
上からの命令で斬った。
見廻組としては公務を執行したに過ぎない。
暗殺とは違う
たしかにその通りだと思います。

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