再来年の大河が「おんな城主 直虎」に決定されましたね。
「戦国」が連続で続き、「幕末」では無くなりました。
現状の「花燃ゆ」の視聴率では、
「幕末」を題材にすることは出来ないでしょうね。
皆様のネガティブキャンペーンの成果が発揮されました。
そしていつの間にかその片棒を担いでいる自分・・。
「真田丸」「おんな城主 直虎」で視聴率は持ち直せるでしょう。
戦国時代なら今回のようなトンデモ展開も可能ですからね。
しかし、NHKはどうしても女主人公を使いたいようですね。
「真田丸」「おんな城主 直虎」で、大河が視聴率的に復活した後、
「花燃ゆ」低迷の戦犯をどこに持ってくるかですね。
やっぱり「幕末」はダメだな・・・。
「井上真央」が悪かった・・・・。
「東出昌大」が大根役者過ぎた・・・。
「無名の松陰の妹を主人公にした」のが悪かった・・・・。
「テロ集団を題材にした」のが良くなかった・・・。
「安倍晋三」におべっかを使ったのがダメ・・・・。
色々と的はずれな事にならなければいいですね。
戦犯は脚本家達と、彼女らを抜擢した制作責任者の土屋勝裕です。
「幕末」が題材では「戦国」には絶対勝てないと思います。
ですが、ある程度多くいるはずの幕末ファンが見るのをやめたのは、
話が面白く無かったから・・。
「井上」や「東出」ら役者のせいにするのは、卑怯すぎます。
彼らは他のドラマや映画では数字を残していますし、
無名の役者でヒットする映画やドラマもありますしね。
「無名の松陰の妹が主人公」でも、面白い作品は作れます。
信長、秀吉、家康が主人公でも駄作は作れます。
「テロ集団を題材にした」というのも的外れ。
ならば「新撰組!」や「龍馬伝」映画「桜田門外の変」もダメなはずですし、
浅間山荘やハイジャックの特番なんてかなり視聴率とってますよね。
「安倍晋三」におべっか・・に関しては、
否定するのも馬鹿らしい・・・。
とにかく、視聴者を馬鹿にした脚本が、総スカンをくらう原因だったし、
放送前から「学園ドラマ」「家族ドラマ」「幕末男子の育て方」と、
「この大河は面白くないですからね~」と言っているようなものでした。
僕はデザインに関する仕事をしていたので、
三流がどういうものか知っているつもり。
だぶん脚本等に関しても同じ事が言ると思いますが、
要は「三流ほど新しい試みをしたがる」のです。
以前の風潮で「ナンバーワンよりオンリーワン」というのがありました。
ある意味では間違っては居ませんが、それに偏っていてはダメです。
たとえれば、刺身には醤油をかけるのが普通なのですが、
ある料理人がポン酢をかけてみると美味しかった。
そこで別の料理人がもっと違った事をして評価を得ようとして、
刺身にマヨネーズをかけて失敗したというようなものです。
醤油を別のものに変えてみるという発想は、
簡単で誰でも思いつくものです。
しかし、先人から受け継がれてきた食文化で、
「刺身には醤油が一番合う」と決定付けられたのです。
何人もの料理人が刺身にマヨネーズをかけて、
「不味い!やっぱ刺身には醤油だな」と思ったわけです。
その前に大部分の料理人が、
想像で刺身にマヨネーズは合わないと理解できるのですケドね。
ならばどうすれば良いか?やはり素材や技術に焦点を絞るべきて、
魚の鮮度や種類、醤油の成分にまでこだわるべきなのです。
それこそ一流であると呼べるのです。
よく「大胆なアレンジ」と説明する場合がありますが、
そんなものは誰も求めていないクリエイターの自慰でしかないのです。
そろそろ失敗の教訓を生かして、
骨太の幕末大河を再々来年に作って欲しいものですね。
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「おんな城主 直虎」の後にめでたく幕末モノ。
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骨太には程遠いかな?