第三十六回 「高杉晋作の遺言」
何度も悪い予感が漂った回でした・・・・。
興丸様は野菜が嫌いで、
野菜は食べずに残しています。
・・・なんか嫌な予感。
畑仕事をさせるベタな展開なのでは?
・・と思ったら、やっぱりそうでした。
素人に読まれる展開って・・・。
それを聞いた銀姫は「面白い!」と、
またもや心の広い発言。
都美姫と園山が止めさそうと駆けつけると、畑仕事をする男性の姿が。
・・・なんか嫌な予感。
そうせい候が畑仕事をするベタな展開?
・・と思ったら、やっぱりそうでした。
幕長戦争直後の緊迫した時期に、
のんきなものですね。
しかも「そうせい!」を2連発!
小田村伊之助は晋作を訪ね、
美和への手紙を預かったようで、
伊之助はそれを美和に渡す。
話したいことがあるから下関に来いとあり、美和は下関に向かいます。
まあよく出て行く人ですなあ・・・。
そして下関。
美和は雅と梅之進をつれて来ます。
あれ??うのは?野村望東尼は?
二人とも出てたよね?
居ない事になってる・・・・。
で、晋作が話したい事。
それは久坂の隠し子の件でした。
そんな事は手紙でいい気もしますが、
晋作はその子を育ててはと進めます。
久坂の隠し子をなんで晋作が知ってるのか?
脈絡がないのはよくある事ですが、
それは脚本家が複数いるせいでしょう。
小田村が楫取素彦に改名しますが、
なんだかすっごい大人物のようですね。
まあ実際に改名の必要があったのですが、
非常に特別感のある演出でした。
晋作の話が済んだら戻ればいいのに、
庭掃除なんかして戻ろうとしない。
・・・なんか嫌な予感。
臨終まで居て晋作の時世の下の句を、
美和が考える気なのでは?
・・と思ったら違いました(笑)。
晋作は吐血しつつ、
「村塾生の子を育てろ」遺言。
そのまま死んでしまいます。
「おもしろき事もなき世に(を)
おもしろく」という有名な時世は、
臨終1年前に作られたとされていますが、
ドラマですので望東尼とのやりとりは、
非常に絵になるシーン。
ここは入れて欲しかったところ。
ドラマにおいて語られた事は、
僕の知る限り「花神」だけなのですが、
晋作の葬儀は絵になる話なので、
ご紹介しときます。
晋作の葬儀を取り仕切ったのは、
勤皇商人白石正一郎。
神式で夜に行われました。
臨終した林算九郎宅の離れから、
吉田の清水山まで運ばれますが、
参列者は2千人とも5千人とも云われ、
道中は提灯行列が絶え間なく続いたという。
その規模は将軍や藩主レベルだったとされ、
しかも参列者は親族や親しい者の他、
諸隊の隊士、町人や農民、
老若男女問わず集まり、
天下に類の無いほどの葬儀でした。
この人々は藩が動員したわけではなく、
自発的に集まった人々。
庶民に慕われていた様子が伺えます。
美和は奥に戻ります。
そこへ京で戦が始まるという知らせ。
動揺する奥の人達。
京には戦をしに行ったんですよね?
そんなに動揺する?
元徳様は持病の薬を忘れたらしく、
持っていかなければならなくなりました。
なんて間抜けな藩なんだ?
しかも手遅れだろ?
美和は薬を持っていく役を買って出ます。
挙句に、
「ついでに久坂の子に会いに行きたい」
という私事を平気で言ってのける。
これには心の広い銀姫も反対しますが、
都美姫はそれを承諾。
自分の子がいないという複線が、
その前のシーンにありましたが、
世子への届け物のお役目を、
私事のついでにさせるなんて・・・。
藩士に馬で駆けさせた方が早いだろ?
美和が行く意味が全くありません。
今までもそうでしたが・・・。
さて今回で高杉晋作が死んじゃいました。
晋作役の高良健吾はとても合ってました。
神経質で病弱な感じがぴったりでしたが、
脚本が滅茶苦茶だったためとっても残念。
もう一度晋作役をして欲しいものですね。
ただいま 15 そうせい!
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