第二十八回 「泣かない女」
「大奥編(?)」ということで、ガラっと雰囲気が変わりました。
大名の奥がどれほどの規模なのか知りませんが、
雰囲気は江戸の大奥の様・・・・。
さて、脚本家は文久3年の参勤交代の廃止まで、
大名の正室が江戸詰であったことを知っているのでしょうかね?
まあ、歴史モノの脚本書くのに、それを知らなかったらカスですけど。
それはさておき、しばらくは歴史をよそに奥御殿でのコスチュームドラマが、
展開されるのかと思ったら、奥御殿総取締役の園山に呼び出され、
高杉晋作が下関で講和をするから、直垂を持って行けと頼まれます。
「何故私に・・?」と聞く文に、「今、下関は異国に屈さぬという者らで満ちておる」
「男では危ないのです」との事。
突っ込みどころ満載なのですが・・・。
晋作が何故講和の正使となったのか、何故直垂(ひたたれ)に烏帽子なのかなど、
全く触れられていない。
講和の正使であるからには、それなりの地位が必要ということで、
筆頭家老宍戸家の養子宍戸刑馬として講和に臨みます。
直垂に烏帽子は、威嚇と威厳のために晋作が着用したのですが、
そうせい候のアイデアみたいになってましたね。
文が直垂を持っていく件は、ドラマだしと思うところですが、
それならそれ相当の理由を付けるべき。
そんなに奇兵隊が決起盛んなら、外国の上陸部隊を追い立てる事も出来たのでは?
と思うし、「男では危ないのです」って、女じゃもっと危ないでしょ。
なんかカードマン的な手練(笑)の女もついてくるし・・・・。
高良健吾の晋作の雰囲気はとっても良いんですがね・・・。
せっかくの見せ場である講和条約も、
古事記・日本書紀の講釈は無し。
「よ!征夷大将軍!」はあったから、やると思ったんですけどねぇ。
さて、やっぱり登場したのは小田村伊之助。
もういい加減にしてくれと思う・・・。
挙句の果てに「みわ」という名前を文に授けます。
キャバクラの源氏名かよ!
文は奥御殿に帰ると、美和の名乗りを許され、
銀姫に仕える事になります。
銀姫役の田中麗菜。こういう役合ってますよね。
なっちゃんで出た当時、変な眉毛の子だなと思っていたんですが、
それ相当の地位を確立して良い女優になりました。
微妙に高橋由美子も出てますね。
「20世紀最後の正統派アイドル」と呼ばれた彼女ですが、
現在ではサスペンス系の2時間ドラマで見かけます。
そういえば「乃木坂46」が出るらしいですね。
どうでもいいけど・・・・。
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