第三十一回 「命がけの伝言」
三家老・四参謀の処刑は、
大佐のナレーションで終了。
捕らえられていた松島剛蔵も処刑されます。
別に幕府から言われても無いのに・・・。
従わない諸隊らへの見せしめの処刑?
実際の松島剛蔵の処刑は、
功山寺挙兵後の元治元年12月19日。
相変わらず奥御殿は風通しが良いようで、
普通に寿は美和に会いに来ます。
何故か土下座までして、
伊之助を助けてくれと嘆願。
奥御殿は風通しが良すぎて、
男の門番がいるようで、
土下座する寿を尻目に門を閉ざします。
銀姫に好かれる美和が気に食わない日出は、
椋梨藤太に毒を盛るようにそそのかします。
椋梨の耳にもその情報が入り、
美和に毒杯を飲ませますが、
毒は入っておらず美和は飲み干します。
椋梨は世継ぎのお祝いを控える方針。
藩主と世子の隠居も視野に入れてる筈が
無嫡なら御家断絶の危機では??
椋梨からしても喜ぶべきはずなのにね。
乃木坂を手配して世継ぎを望んでたのに。
杯を飲み干した美和は、
椋梨に伊之助の助命を嘆願します。
「なくてはならないお人」
「これからの藩を背負って立つお人」と、
過大評価極まりない意見を、
世継ぎの話そっちのけでぶちまけます。
このキチガイじみた行動で、
牢屋に入れられますが、
そこへ銀姫様が登場。
一発しばいて水に流された姫は、
美和を伊之助の元へ向かわせます。
なんて心が広いんでしょうね。
世継のことをほったらかしで、
一家臣の助命を嘆願し、
実は初恋の人という私事をのたまう美和。
これは手討ちOKのレベルです。
野山獄に着いた美和は、
伊之助に「あなたは至誠そのもの」という
これまた超過大評価をぶつけます。
少女漫画のような伊之助の過大評価に、
この先壁ドンもあるかもと思えてきました。
高杉晋作が功山寺で挙兵したことで、
なぜか伊之助の処刑は延期されます。
脚本家は脚本を書くにあたり、
過去作を視たり読んだりしないのか?
もっと色々あったでしょうに。
五卿をたたき起こして、
酒とツマミを所望した件とか、
福田侠平が晋作の馬前で、
暴発を止めようとした件とか、
ドラマチックなシーンがあった筈。
功山寺挙兵は幕末長州史の一番の見せ場。
さらっと描くには惜しい場面です。
話は戻りますが、
野村望東尼は出てきましたね。
流石に出さないわけにはいかないでしょう。
役は真行寺君枝。
壮絶な人生を送っている人なんで、
野村望東尼役は合ってるかもね。
ただいま 10 そうせい!
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