花燃ゆ35

第三十五回 「孤高の戦い

第二次長州征伐が始まりました。
ここに来て初めて敵方の描写がありました。

色々と勉強しているようで、
全くしていないのがこのドラマの脚本家。
テロップで紹介された征長総督徳川茂承は、
結局は広島には来ていません。
茂承は再三の先鋒総督の要請を断り、
最終的に先鋒総督名代として、
家老の安藤直裕を派遣しています。

この総督要請を断り続けた理由は、
第一次長州征伐の際に、
徳川慶勝(尾張藩)交代させられ、
恥をかかされたからと云われています。

小田村伊之助は広島に赴いて、
時間を稼ぐと言っています。
許可を得て広島に行くのですが、
さっさと捕まってしまいます。
実際に山県半蔵の副使として広島に向かい、2ヶ月近くの時間稼ぎに成功して、
まあまあ役に立っています。

一方、奥御殿では(笑)、
皆が私も戦うと息巻いている中、
美和は「私は逃げます」とKY発言
興丸様の名を出して皆を納得させた美和は、
軍師のよう戦術を披露します。
山鹿流軍学者の松陰の娘だからって、
そんな事出来ないと思うのですが、
心の広い銀姫様は納得のご様子。
因みに都美姫の鎧は本当にあったようで、
現在も残されているとのこと。

そして幕長戦争が開始されます。
大島を攻めた幕府軍に対し、
晋作の丙寅丸第二奇兵隊が撃退。
芸州石州と各地でも幕府軍を撃退します

一方、美和は(笑)。
奥の連中に畑仕事をさせる暴挙に出ます。
晋作の妻は妾がいると美和に相談し、
久坂も妾がいただろうと聞かれると、
何のプライドが違うと嘘をつきます。
挙句に雅は愛想が尽きたそぶりをしますが、
美和の説得で思いとどまる。

脚本家は女性の筈ですが、
どうして雅を貶めるような事をするのか?
雅はそういう女性ではないはずです。
雅のあのキャラ設定で愛情が薄いと、
ただのバカ女に見えます。
待つ女イメージの雅を、
大胆なキャラ設定にしたのは、
面白いなと思ったのですが、
残念ながらなんら意味は無く、
脚本家の気まぐれだったようです。
既に期待はしてませんでしたが・・。

そして小倉戦争
病を押して戦の指揮をとる晋作。
苦戦の末に小倉城は落城します。

戦勝に喜ぶ奥御殿。
都美姫は美和の今回の働きを評価し、
中老に任じます。
はて?美和は何かした?
奥内の戦意を喪失させ、
来もしない幕府軍への戦略を練り、
奥御殿で薬袋を大量に作らせ、
挙句に庭に野菜の種を植える。
何の役に立ったんでしょ?

高良健吾の晋作が病的で、
とっても良い味出してました。
雅の妾がいると告白する前の表情も良い。
役者はすっごく頑張ってます。
陳腐になるのは脚本のせい!

来週は美和が晋作に会いに行く様。
もういい加減にしてくれ!

ただいま 13 そうせい!

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