花燃ゆ42

第四十二回 「世界に賭ける糸

前回美和を助けた傘を武器に戦った女性は、
飛脚業を営む阿久沢商店の阿久沢権蔵の妻せい
阿久沢権蔵は群馬県の勧業課長も兼ねていて、
群馬県政を牛耳っているらしい・・・。

ここへ来てなんとオリジナルな悪役を登場させました。
しかも、「あくざわ ごんぞう」って・・・。
最近のギャグ漫画でもそんなネーミングは付けませんよ。
そこまでネタがないのか・・・。

楫取素彦は、富岡製糸場星野長太郎に出会います。
星野は生糸のアメリカ直輸出を構想しており、
楫取に賛同を求めます。

それでアメリカに現地会社を作るため、
星野の弟新井領一郎を渡米させる計画をすすめる。
その障害となったのが、悪役キャラの阿久沢権蔵。

一方、美和は弟敏三郎の危篤に際し、一時萩に戻ります。
そんなに簡単に女の身で戻れる距離でもないんですけどね。
でも戻らなければならないのです。
どうしても必要なアイテムを貰うために・・・。
そのアイテムが松陰の短刀です。

萩から帰った美和は、敏三郎の香典のお返しを持って阿久沢商店を訪ねます。
そこでは楫取が阿久沢に、新井の渡米の協力を求めていました。

阿久沢は協力を拒否しますが、美和の「男に二言はない」一言により、
妻のせいを見方に付けて阿久沢の協力を得れることになります。

新井領一郎が渡米する際、寿は松陰の短刀を新井に託します。
美和が持って帰って、寿に渡し、すぐに新井に渡すという忙しさ。
敏三郎に持たせとくからややこしい事になるんですよ。
それを敏三郎が持っていた事も、視聴者は覚えてないでしょうけどね。

この短刀の話は史実で、寿が形見として持っていた松陰の短刀を、
新井に託しています(敏三郎は持ってはいません)。

で、その短刀ですが、現在その行方はわかっていません。
萩市が新井ひ孫に所在を確かめると、
それらしき短刀は無いとの事。どこへ行ったんでしょうね。

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