坊沢宿は羽州街道の53番目の宿場町。
かつては浅利氏家臣長崎氏の居館があり、
その城下町だったとされています。
北秋田市坊沢周辺。緑の線が街道筋で、
青でぼかした辺りが宿場のあった場所。
「坊沢宿跡」。
集落としては結構な規模のようで、
往時も大きな宿場だった模様。
領主であった長崎氏は浅利氏没落後、
帰農して名主となったようで、
江戸時代には肝煎を務めたとのこと。
秋田戦争では楢山佐渡が宿陣していますが、
佐賀藩の援軍を得て久保田藩勢が攻撃。
盛岡藩勢も応戦して激戦となりますが、
三方からの攻撃に耐えられず退却し、
綴子宿まで退却しています。
■羽州街道の宿場町
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