初番手行日誌③

つづき。
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東帆禄試撃行日譜に続き、
 この初番手行日誌でも力尽きたか?
 あれ程詳しく書かれた日記は、
 寂しいものとなっています。


廿四日。
晴。早朝に①舞阪を出発。
この日は炎天下で厳しい暑さ。
輿に乗って一里程行く、
日暮れに②掛川に至り投宿。
宿は朝羽屋
※この日の炎天下が原因でしょうか?
 以下は行程だけとなっています。


廿五日。
掛川を出て③鞠子で泊る。

廿六日。
鞠子を出て④吉原で泊る。

廿七日。
吉原を出て⑤箱根湯本村に泊る。
終夜入浴し足の疲れを癒した。


江戸迄の行程(舞阪~湯本)。

廿八日。
湯本を出て⑥藤澤に宿泊。
疲労が甚だしい。
※何日か温泉に浸からないと、
 疲労はとれないでしょうね。


廿九日。
藤澤を出て⑦品川に至る。
東京都品川区 品川宿跡

晦日。⑧江戸着。
委曲不記(詳しくは書かない)。


江戸迄の行程(湯本~江戸)。
※一応旅の行程は以上ですが、
 日記はまだ続きます。


八月朔日。
この日は見習を仰せつけられる。
※初心者は見習いとして働くようです。
 但しその様子は下記のように不明。

八月二日。
昨日と同じ。
三日。
四日。
五日。
六日。
七日。

見習は今日までなり。
※1週間の見習研修期間?
 厳しい研修だったのでしょう。


つづく。
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