加古川宿は西国街道の宿場町。
加古川の東側に位置しており、
古い宿場町で少なくとも鎌倉時代より、
宿場が存在していたようです。
加古川町寺家町周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが加古川宿跡。
「加古川の渡し」。
本来は船着場が状態良く残っていますが、
訪問時は川が増水して水没していました。
往時なら水が引くまで宿場で足止めです。
西側より散策。
「加古川宿の街並み」。
加古川地蔵尊の裏手を通り、
右側に折れた道を進むと加古川宿跡。
何気ない通りではありますが、
意外にも商店が点在しています。
「加古川一番街じげまち」。
少し行くとアーケード商店街。
加古川宿のメインだった場所です。
「陣屋跡(人形の店 陣屋)」。
アーケード入ってすぐ左手が陣屋跡。
姫路藩の役所として建設され、
参勤交代で訪れた諸大名を応接しました。
明治18年の明治天皇西国巡幸では、
天皇がここで昼食をとったようで、
その際に松盆栽を陳列していた事から、
樹悳堂の名が贈られています。
陣屋の応接部分は現存しているようですが、
残念ながら非公開。
「商店街の様子」。
訪問が午前7時台だった為、
店舗は殆ど閉まっていました。
古くて立派な建物もありますが、
どのような商売をしていたのかは不明。
「本陣中谷家跡」。
本陣を務めた大庄屋中谷家があった場所。
膨大な敷地を誇る屋敷だったようですが、
現在は何軒かの民家となっています。
■西国街道の宿場町
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