佐賀県唐津市 土井利延墓所

古河藩土井宗家は5代当主土井利益から、
8代当主土井利里まで唐津藩を領しており、
このうち7代当主土井利延の墓のみが、
元所領に残されています。


土井大炊頭利延墓園」。
唐津市神田にある土井利延の墓所。
登っていくと右手に階段があり、
そこを登ると大きな墓所がありますが、
そこは利延の墓所ではありません。
利延の墓所は道なりに進みます。


参道の途中にある家臣や親族の墓。
孟宗竹が倒れて荒れていました。

更に進むと石段となっており、
これを登ると利延の墓が現れます。

故唐津城主土井源公之墓」。
7代当主(唐津藩3代)土井利延の墓。
分家の旗本土井利清の長男として生まれ、
6代土井利実の嫡子土井利武が早逝した為、
養嫡子となって養父の死後に家督を相続。
弱年の為に家老土井内藏丞が藩政を担い、
元文元年(1736)より8年を過ごしますが、
参勤の帰路で内藏丞が急死してしまい、
利延もそのショックでか病気となり、
同年に唐津で死去しています。


側面には法名が刻まれています。
諦了院殿前大倉令眞誉寂照湛然居士
位牌は市内の来迎寺にあるとのこと。

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