長府藩の藩校敬業館を前身に持つ、
山口県立豊浦高等学校。
長府陣屋跡を校庭とする歴史ある高校です。
母校ではないので知らなかったのですが、
校歌に関して少しモメゴト(?)があります。
校歌は「海ゆかば」の信時潔作曲、
「ふるさと」の高野辰之作詞で、
この2人で専修大学の校歌も手掛けてます。
で、その校歌ですが、
戦後から1番を歌わなくなっているという。
歌詞が時代にそぐわないとして1番を削除し、
2番を1番に、3番を2番に繰り上げて、
現在は歌っているらしい。
ですが同校の同窓会では、
未だ1番の歌詞が歌われており、
卒業して1番を知るという事もあるという。
問題の1番の歌詞ですが、
一、乃木将軍の生れにしところ
狩野芳崖の生まれしところ
剣に筆に偉人をいだす
霊気こもる地これ我が豊浦
・・・う~ん。なかなか渋い歌詞ですな。
「乃木将軍」や「剣」という歌詞が、
時代にそぐわないということらしいですが、
個人的には「剣に筆に偉人をいだす」なんて、
とてもカッコいいなって思うのですが、
まあ色々と問題もあるのでしょう。
卒業生の知り合いに聞いた話で、
詳しく知らないのですが、
そんな話があったのでご紹介しました。
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