高杉晋作まとめ」カテゴリーアーカイブ

高杉晋作の像について・・・

高杉晋作の像は僕の知るかぎり8体あります。
今度は東行庵新しい銅像が建つそうですが、
どんな銅像になるのでしょう?

像はたくさんの方が関わって建てられるので、
似てないとか違うとか言ってはいけませんが、
人間ですので何かを思うのは仕方ない事。
新しい銅像を楽しみにしつつ、
現在の8体の晋作像を批評してみます。

まずは日和山の一番有名な陶像から。

大きくてポーズも重厚感があります。
顔も男前で険しい表情には惚れ惚れします。
しかし写真の晋作には似ていない。
また銅像ではなく陶像というのが残念。… 続きを読む

山口県萩市 芳和荘/野山・岩倉獄

仕事でに行きました。
同じ県内とはいえ下関はかなり離れており、
宿泊する事になりました。
宿は知る人ぞ知る「旅館 芳和荘」。

一緒に萩に行く会社の同僚が、
ビジネスホテルが空いてなかったからと、
よくわからずに予約したようです。

この旅館は、築100年以上の元遊郭
残念ながら幕末までは届きませんが、… 続きを読む

雅とうの

晋作の愛人と言えば妾の[おうの]。

うの(谷梅処)
色々な本やネットを見ても、
大概が晋作はおうのを愛したとされており、
晋作は家柄の良い井上家の雅を妻とし、
 愛人のうのを愛した
と書かれていたりします。


高杉雅
でもちょっと考えてみましょう。
雅とうの。どう違うの?
雅が不細工で駄目妻って訳でもない。
萩一の美人で有名だったらしいですし、… 続きを読む

高杉晋作漫画考

高杉晋作はあまり漫画の主役になりません。
個人的な意見で同調できないかもですが、
晋作は赤レンジャーではなく、
青レンジャーだからではないでしょうか?
なんのこっちゃといった感じでしょうが、
要はかっこよすぎるからです。
主役はあまりかっこよすぎてもいけない。
熱血漢で愛嬌があり、時には苦悩し、
人間的な弱さが垣間見られて、
数々の人々との出会いと別れで成長を遂げる。
そして最後に偉業を成し遂げる。
こういうのが主役として理想なのでしょうね。
幕末では坂本龍馬がちょうどいい。… 続きを読む

「百花春風抄」朔田浩美②

/②

幕末漫画についてうだうだ言い過ぎて、
本題に入れなかったので続きです。

少女漫画・・というか、
女流の漫画家の描くヒーローってのは、
「こんな奴いねえよ!!」
って言いたくなる程全てが男前です。
この百花春風抄の主人公高杉晋作も、
御多分に漏れず超男前です。
歴史を知らない人が読んだら、
たぶん「こんな奴いねえよ!」でしょう。

でも実際の晋作はこんな奴です。
そうだよな・・。
高杉晋作ってのはこんな奴なんだよな。
女性に人気があるって理由、… 続きを読む

「百花春風抄」朔田浩美1

①/

何度か見かけて気になっていたんですが、
東行庵に売ってたので買っちゃいました。
高杉晋作が主人公の漫画です。

基本的に幕末モノ漫画というのは、
誇張されたり、歴史誤認があったり、
パロディがあったりで、
鼻につくものが多いので、
やはり好き嫌いがはっきりします。

物語なので誇張はある程度仕方ない。
たとえば新撰組隊士一人で、
10人と斬りあって勝つとか。
たとえば偶然に重要人物にばったり会うとか。
これは当然アリだと思います。… 続きを読む

市立東行記念館で晋作の遺品を展示

4月14日 
市立東行記念館で晋作の遺品が、
4年ぶりに展示されるらしい。
晋作のご子孫が下関に寄贈したことで、
これが実現したそうです。

最高裁にまでもつれ込んだ一連の争いも決着?
色々双方の言い分もあるんでしょうが、
遺品を取り合うという悲しい争いでしたね。

晋作の魅力の一つは無欲であるってことです。
私兵(正確には違う)である奇兵隊続きを読む